クリニックブログ

ストレスケアについて
2021年3月27日

皆さま、こんにちは。臨床心理士の原です。

新型コロナが私たちの生活に影響を与え始めてから、早いもので一年が経ちました。

行動が制限される生活が続くことで、知らず知らずのうちに、精神的に張り詰めていたり、人との交流の場が減って孤独感を感じたりすることが少なくないと思います。

ストレスが長期化すると、その変化に自分でも気づくのが難しくなるのですが、何となく気持ちが不安定だったり、ネガティブな考えばかり浮かんでしまうようであれば、ストレスの影響を疑ってみて、日々の生活に積極的にストレスケアを取り入れてみると良いかもしれません。

ストレスケアを考える際、まずは睡眠リズムや食事を整えること、適度に身体を動かすことが基本となります。そのうえで、自分の気持ちが<ほっとすること><スッキリすること><安心すること>を手がかりにしてみるのはいかがでしょうか。

例えば、“ほっとすること”は、リラックスできるような行動のことで、うたた寝、呼吸法、瞑想、好きな飲み物をゆっくりと味わう、ゆっくりとお風呂に入る、好きな香りや美しい景色を楽しむなど。音楽はその曲調によって、ほっとしたり、元気が出たり、色々な気分を引き出すことができそうですね。

“スッキリすること”は、運動(ウォーキング、ストレッチ)、歌う、映画、買い物、美容院、ドライブ、初めての場所に出かける、不用な物を捨てるなど。掃除や料理、趣味の活動などに没頭して取り組むのも達成感が得られて良いと思います。

“安心すること”は、自分が安心できる空間・居場所で過ごす、信頼できる人と話す・ネットでやりとりする、大切な人やペットと過ごすなどです。

日々の生活の中で、自分が心地よく過ごせる時間を増やしていくことが、セルフケアにつながりますので、様々なことを試しながら、自分に合う方法を見つけていけると良いのではないかと思います。

桜が見頃を迎えました。今年も、感染対策に気を使いながらのお花見になりましたが、仕事の前後に、職場の近くを歩きながら春の花々や心地良い春の陽気を楽しんでいます。

心理士 原

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