笑顔のちから
2024年9月25日
息子は結婚式場でアルバイトをしています。
たまに有名人の参列者がいると、芸を見れたり、
新郎新婦のなれそめビデオレターに感動したり、、
花嫁のご両親に向けての手紙にもらい泣きしてみたり、
どうやらその仕事ぶりは半人前のようですが、気に入っているようです。
バイトに行くことを全く嫌がらないので、どこがそんなに好き?と聞いたことがありました。
口下手な本人がやっと見つけた答えは
「ん・・・と。人が笑っている場所だから。。。」とのこと。
二十歳にもなってなんというボキャブラリーの少なさ!(笑)
でも、なんとなく私にもわかるような気がしました。
以前、私がまだ若く、母親になりたてだったころ「届け!未来の君にラブレター」と題した
子育て支援イベントを企画したことがありました、
コーチングの技術を使いながら親子で世界に一つだけの作品を作ってみよう!という、こてこての親子イベントでしたが
私にとって参加者と得た幸福感は、忘れられないものになりました。
笑いあい作り上げる数々の親子を映し撮った当時のアルバムは、その後も節目節目に私が力を貰う宝物となりました。
ちょうど、昨夜テレビでは、大谷選手の51-51という前代未聞の記録を立てたニュースが華々しく流れていました。
新橋で号外を受け取るサラリーマンやOLさんの感嘆の表情、
地元岩手での沸き立つ笑顔、
アメリカでの球場では敵であるはずのファンさへも立ち上がるスタンディングオベーションの波。
その映像を見るにつけ、大谷選手はなんと素晴らしい選手であることか!と改めて感服しました。
野球への真摯な態度といい、技術といい、一体どうやったらこんないい子に育つんだ・・と世の親が思っていることでしょう(笑)
スポーツを飛び越えて、こんなにも人々を笑顔にさせる、そのことも、また彼の偉業なのかもしれません。
人を応援し、背中を押し、朗らかに前へ進める力を与える、笑顔にさせる素晴らしさ。
そんな風に思った気持ちを、息子も私もこの先、ずっと忘れずにいたいな、と思います。
息子はこれから就活に向けて、いろいろな試練が待ち構えていることでしょう。
正直、私の二十代の頃は、けして平坦な道のりではなく、人生で一番きつかった時期でもありました。
どうか、我が子はこの波乱の年代を、深刻なトラブルなくやり過ごせますように、
世間が優しくありますように、道を外れることなく歩んでいけますように、と願わずにはいられません。
また、反対に、そんな大きなお世話の親エゴが邪魔したり妨げになることなく、自分で道を選びとれるよう、
子どもをそっと信じて見守ってあげられますように、という思いも片やあり、
はっきり言って、親の心持ちは矛盾いっぱいブレブレ状態ではありますが。
もう少し我慢して見守りたいと思います。
それにしても、
人が笑っている場所がいい・・と
万が一、ここにきて息子がお笑い芸人とか目指しだしたら、ほんとにどうしましょうね。。
二十歳を超えても子育て、まだまだ予断を許さない状況が続きます。