聴き上手さん、聴き下手さん
2015年7月13日
こんにちは。心理の菊地です。
7月に入り、すでに半年が過ぎ去っていることに驚きます。
さて、今回は『聴き上手』をテーマに少し書いてみたいと思います。
心の通ったコミュニケーションは、どうすればできるのでしょうか。
インターネットやオンラインのゲームが当たり前になってきた現代では、もはや顔を合わせなくても遠くの誰かとつながることができるようになりました。
しかし、”つながり”は昔より希薄になっているのが現状です。
『自分の話を誰も聴いてくれない』『自分は話下手なんだ』と話すことに劣等感をもっている方は多いのですが、『自分は人の話を聴くのが下手だ』とか『うまく話を聴けない』といった悩みを訴える方は少ないように思います。
自分の気持ちや想いが強いときは、コミュニケーションをとる時には相手に対して注意や関心を向けることが結構難しいということかもしれません。
ここで重要なことは、聴き上手や聴き下手は性格の問題ではないということです。
相手に関心を向けることを私たち心理士は当たり前にやっていますが、実は話のすべてに関心があるわけではありません。
自分の知らない分野も沢山あります。だからこそ、注意が向いたり関心をもって質問をしていきます。
聴き上手になるためのクスリはありませんが、コツはあります。
それは言葉ではなく、相手の方に体をむけたり、うなずいたり、アイコンタクトをとったり、話を遮らないという態度です。
当たり前のことのようで、やろうとするとなかなか難しいですね。
言葉がうわべだけになり相手に届かないような時にも、態度は人に寄り添う一歩です。
是非やってみて下さい。