言葉
2018年5月23日
こんにちは。
受付の菊地です。
皆さんは去年のオリンピックを覚えておいででしょうか?
カーリング女子の北海道弁「そだね~♪」が、もぐもぐタイムのお菓子と共に一時話題になりましたよね。
私事ですが
私は先日、2年ぶりに親友に会いに行きました。
本来なら数ヶ月に1回は一緒にご飯を食べて、お互いおしゃべりに花を咲かせ近況を語る間柄なのですが、
忙しさにかまけて2年もの間、全く連絡をしていませんでした。
この2年の間、親友は少し心が疲れてしまっていたと、会った時にわかりました。食欲がなかったり、眠れなかったり、ひとりつらい思いをしていたと話してくれました。
私は、今まで会えなかった非礼を侘びました。
親友として申し訳なく思い、とても後悔しました。
忙しい中でも時間をつくり会っていたら、親友として助言をしたり、励ましたり、気分転換をさせたり、落ち込みがちな親友の気持ちを盛り上げたり、外に連れ出して、美味しいものを食べたり、
いろいろ出来たのではないか?私もそうやって逆に助けられていたのではないか?そう思うと、悔やむ気持ちでいっぱいでした。
また会いましょうね、と別れる折に、私はどうしても心苦しさを軽減させたくて、
「会わなかった2年の間、私に何をしてほしかった?」と
思い切って尋ねてみました。
親友の答えは、私のとって意外な一言でした。
「そうだね」って言ってほしかったと。
出来る限りの知恵をしぼってアドバイスをしたり、明るい方向に親友をひっぱったり、視点を変えて気分をポジティブに持っていったり、そんな時間のかかる難しいことではなかったのです。
ただ、「そうだね」と言ってほしかっただけだ、と私に伝えてくれました。
私にとってとても衝撃でした。
今まで、私にとって「そうだね」という言葉は、
時にカーリング女子をまねて会話の弾みに利用したり、
ただ単に、相槌だけが役割のような軽い言葉だと思っていました。
しかし、実はものすごい力のある一言なのだと、改めて親友に教えて頂きました。
言葉には、言霊がある、ということを肌で実感する出来事でした。
受付 菊地