口癖の差
2019年5月23日
皆さん、こんにちは。
『心と体は繋がっている』『心と体は一体だ』 と言われますが皆さんはどんな時に実感しますか?
佐藤富雄先生(医学博士)の本に、興味深いことが書かれていたのでご紹介したいと思います。
一言で説明すると、老化が早まるかどうかはその人がよく発する言葉によるというものです。
皆さんは『もう若くないから』『歳だから』という言葉をよく口にしていないでしょうか。そうすると、心と体の老化時計が一気に進んでしまうそうです。
逆に若さを保っている人は、『まだまだ若い』『いけるぞ』といったポジティブな言葉を口癖にしています。加齢は自然現象ですが、老化は心が作り出すものなのです。口癖に気を付ければ、心も体も生き生きとしてきます。
心理の世界でも、『自己成就的予言』という言葉があります。根拠のない思い込みであっても、信じて口にしたり行動したりすることによって、結果として予言通りの現実が作られるという現象です。
何かをやり遂げようとする人たちを見ていると、『自分はできる』『完成させる』とポジティブな発言を積極的にしています。
カウンセリング場面でも、よくなる時は不思議と言葉も変化しています。
体のケアは心のケアになり、心のケアは体のケアになるんですね。
自分のことは二の次で大事にできないという人がいたら、まずは体のケアをしてみましょう。ゆっくり寝るだけでも心は休まります。
また、体を休めることが苦手な人は自分にとって気持ちがいいなと感じることをして心に栄養を注いでみてください。どちらを入り口にしても私たちの心や体はきっと反応してくれると思います。
心理 菊地