クリニックブログ

スラムダンクの世界
2022年12月15日

先日まで「もう冬なのにまだ暑い」と文句を言っていたような気がしますが、一気に寒くなってまいりました。様々な感染症が流行する中難しいとは思いますが、お風邪など引かれませんよう、どうぞお気をつけてお過ごし下さい。

さて皆さん、スラムダンクはご存知でしょうか?

名前だけは耳に入れたことがある、という方も多いのではないかと思います。

言わずもがな、某少年誌に掲載されていたバスケット漫画の金字塔です。

俗にいう「友情」とはまた違う、バスケットマンたちのそれはもう熱い熱い戦いと、ユーモアとキャラクターの愛らしさ、名台詞の数々、初心者である主人公の常人離れした運動神経+スポンジのように吸収していく基礎、で積み重なっていく恐ろしい嗅覚、を手に汗握りながら見守る読者。

そして最後の主人公とスーパールーキーのバチン。

もう何度も読み返していますが、同じ場面で同じ様に泣く始末。

主人公だけではなく全キャラクターで泣ける漫画、それがスラムダンクだと思います。

「THE FIRST SLAMDUNK」

原作・脚本・監督:井上雅彦先生  2022年12月3日公開

この奇跡のような映画を観て、身体中の血液が沸騰するのを感じました。

冒頭シーンからジンジンと痺れてくるのが分かります。

紙面では想像力で動かしていた伝説の試合が、リアルになります。

最後、息をするのを忘れます。

このような作品と同じ時代に生きていることに、自分の幸運を呪いました。

もう宝くじが当たることはないでしょう。

私はアニメを見ていなかった分、声優さんの違和感とは無縁だったのも良かったのだと思います。ですが、アニメを見ていた人にもぜひ観て頂きたいと思います。違和感を吹っ飛ばすくらいの勢いがあります。生きた伝説の試合をどうかその目で確かめてみて下さい。

まさか、私のスラムダンクに続きがあるとは想像もしていませんでした。

「生きていると何が起こるか分からない」有り触れた台詞も、今なら堂々と言えます。

興味のある方は漫画を先に読むことをお勧めします。

何事も基礎が大事だと、井上先生に教わりました。

(見てるか谷沢・・・)

受付 米田