怒りスイッチ
2015年6月15日
こんなことで大人げないわ。けれど・・(怒)
子どもと日々過ごしていると、自分でも大人げない、と思いながらも、怒ってしまうこと、ありませんか?
子育て中は、子どもという一筋縄ではいかない人間を相手にしているのですから、衝突はつきものですね。
先日、私はわが子相手に押し問答の言い合いに。
親はどうしても子供に「できる」を期待してしまいます。
しつける、教える、は「できる」ようになることを期待する行為です。
期待してあたりまえ。
なのに、なぜかわが子はほとんど私の期待をことごとく裏切り・・聞いてるか~?状態。
昔、新人のアルバイトさんに、ニコニコと目いっぱい気を遣いながらお仕事を教え、翌日みごとに同じミスを繰り返されたときのあの失望感。。あれに似ています。
それが他人ならスルーできても、身内、しかも自分の分身で、それが毎日。
挙句の果てに、反抗期で生意気とくれば、母の神経逆なでです。
あぁ、怒りスイッチ入りそう!と思った瞬間。
そこへ、なにも知らない母が
「あら、でこぼこコンビ!」と合いの手を入れて通り過ぎていきました。
子『でこ・・?』
私『ぼこ・・?』
バトル勃発寸前のサスペンス劇場の緊張感は、たった一言で四コマ漫画の空気感に。
空気が読めない母が、意外に役にたった数少ない瞬間でした。
怒りスイッチの切り方はいろいろな方法があるようです。
10数える、その場を離れる、深呼吸する。
少なくとも、家族全員が同じチャンネルでやりあうより、どこか抜け感を作っていくことが、
案外、大切なのかもしれません。
私とわが子、どっちが「でこ」で、どっちが「ぼこ」かは不明ですが、
こんなペアで案外良いのかも??と思ったら、なんだか気持ちがふんわりしました。
気持ちって不思議なものですね。
湧き上がってしまう気持ちに振り回されてしまうのは、大人も子供も一緒でしょう。
この夏PIXARでは、お子様向けに、『感情』をテーマに据えた映画が公開になるそうです。
この機会に、親子で、自分の中にある感情の向き合い方を一緒に考えてみるのも良いかもしれませんね。
受付 菊地