がんばる瞬間
2016年6月11日
皆様こんにちは。受付の菊地です。
今日は「がんばり」のお話です。
まだ新任から数年の学校の先生が、「教師になって本当によかった」と私に言ったことがありました。
「子供たちのがんばる瞬間に心を動かされたことは幾度となくありました。
挙げればきりがないほどです。」と。
驚きました。
私はこどものがんばりにどれだけ感動したことがあったかしら?
うまくできた、と喜んで、がんばりに感動したのは正直数えるほどでした。
経験の浅いこどもは、うまくできないことのほうがはるかに多い。
期待をはずされたことのほうがはるかに多い。
挙げればきりがない、とおっしゃった先生は、できた、できない、をものさしにしていませんでした。
一日一日を積み重ねて生きること。
子供は、その日その日を向き合っているだけで、もう十分にがんばりを見せてくれていたのでした。
そして、今をがんばる瞬間に何千回も出会えたこと、立ち会えたことが、喜びでした。
わたしはそれを忘れてしまっていました。
結果を出すことを急いで求められているように思えても
こどもががんばるその姿勢を目の前で見せてくれたこと、それを日々をこれまで重ねてきてくれたこと。
それが最高のプレゼントでした。
若い方に教えてもらったひと時でした。
受付 菊地