ざわざわ
2018年2月14日
皆さんは、クリニックの待合い室に置いてある書籍を手にとられたことがございまか?
その中のひとつ
『名画の美女から 幸せスタイルをつくる53のアートとコトバ』をごらんになったことがある方もいらっしゃると思います。
この本は、誰でもどこかで見かけたことのある著名な世界の絵画をあげています。
美術にうとい私でも、「あ、これこれ、見たことあるわ~」という作品ばかり。
その中にひとつひとつ、女性ならではのメッセージが添えられ紹介されていて、現代の視点も入り、とても興味深いです。
この本をぱらぱら広げると、不思議と絵画の中の女性にひたと見つめられ、心が動くのがわかります。
時代も違えば、年齢も、おかれた環境もなにもかも違う、
少女であったり、娘であったり、母であったり、様々な女性たち。
絵画の中では、実在したかどうかも定かではない、この女性たちがひとりひとり描かれています。
こちらをじっと見つめている瞳。
凛とした横顔。
ふと見せる無邪気なしぐさ。
根底にある強さをにじませる表情。
ページをめくって
眺めている私は、なんだかとてもざわざわしてしまいます。
今週の書店、売り上げトップに躍り出ているのは吉野源三郎著の「君たちはどう生きるか」
80年も前の作品がリバイバルし、堂々1位を飾っていました。
よい機会なので、こどもにと手渡しました。
動画ばかりで本を読まないわが子。
ちゃんと最後まで読んでくれるかどうかはわからない。
でも、なんだか、同じ気持ちをこどもにも伝えたくなりました
受付 菊地